多嚢胞性卵巣(PCO)について
卵巣を覆う皮膜が厚くて硬いため、卵子が排卵しづらくなり、卵巣に卵胞がたくさんできてしまう状態を多嚢胞性卵巣といいます。
多嚢胞性卵巣(PCO)とは
卵巣を覆う皮膜が厚くて硬いため、卵子が排卵しづらくなり、卵巣に卵胞がたくさんできてしまう状態を多嚢胞性卵巣といいます。
多嚢胞性卵巣を意味する英語のPoly Cystic Ovariesを略してPCOということもあります。
また、排卵ができにくく、図のように成長した卵胞が卵巣にできてしまうため多嚢胞性卵巣になった卵巣の状態を「ネックレスサイン」といわれています。
多嚢胞性卵巣の診断
経膣長音波断層検査で、左右それぞれの卵巣について2~9mmの卵胞が12個以上あり卵巣体積が10mlを超えている場合に多嚢胞性卵巣と診断されます。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは
多嚢胞性卵巣を持っている女性は2割いるといわれていますが、すべてが「PCOS」と診断されるわけではなく その中で「PCOS」と診断されるのは下記の場合です。
多嚢胞性卵巣症候群は、典型的な症状を示す場合とそうでない場合があります。
また、進行性の病気と考えられていますが、自然に治ってしまうこともあるようです。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状
多嚢胞性卵巣症候群の症状としては次のような点が上げられます。
- 生理不順
- 肥満
- 不妊
- 多毛・にきびなど
- 黄体機能不全
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⇒続きはこちら多嚢胞性卵巣症候群の原因と治療
多嚢胞性卵巣になる原因は、内分泌系の専門家が研究を重ねておりますが、これという原因はいまだわかっていないようです。
ですから、現代医療においては主な治療はホルモンを投与して排卵を起こすことになり根本的な治療は確立されておりません。
漢法から見た多嚢胞性卵巣症候群
多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣をおおう被膜が厚くなって起こる排卵障害ですから、 東洋医学では体内の老廃物が卵巣のまわりにこびりついて起こると考えられており、漢方療法などで一定の治療効果が上げられています。
ですから、多嚢胞性卵巣症候群を漢法から見た場合原因として考えられるのは下記のとおりとなります。
- 生殖器系やホルモンバランスの乱れ
- 消化器系の異常
- 自律神経異常
- 血行が悪いことによるうっ血
- 排泄機能の低下
漢方薬を処方する場合は、最も代表的なものは血行を促す作用があるものです。
血行を促し、排泄機能を高め、体質を変えていくことによって、結果的に多嚢胞性卵巣も改善される可能性があると考えられます。
このような観点から考えると、生活習慣を変えることによって多嚢胞性卵巣を改善することも可能です。
それではその方法について考えてみましょう。
1.血行を促し生活を見直して体質改善を
東洋医学では、お血(古血)によるうっ血は女性のあらゆる不調を引き起こすと考えられています。
また、ストレスや生活パターン、食事の乱れなどが原因になる場合も考えられます。
ですから、身体を温め血行を促進して各器官の働きを良くし、排泄機能を活発にする一方、食事のバランスや睡眠、生活習慣をもう一度見直して改善していくことが大切です。
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2.排出機能を高めましょう
多嚢胞性卵巣症候群の改善には、身体の排出機能を高めることが大切です。
排出機能を高める食事を
多嚢胞性卵巣症候群の方は、デトックス効果の高い食材を中心に食べましょう。
- 主食は玄米がベストですが、雑穀米や七分つき米でもOK
- 根菜、海藻類、豆類、イモ類、しょうが
- 肉や魚の割合は、10?13%程度に
- 大豆食品をしっかり食べましょう
排泄機能を高める食品
- 白砂糖を沢山使った菓子類
- スナック菓子
- 添加物を含む食品
- 冷たいもの
- 精白された穀類
- 過剰な水分
排泄機能を低下させる食品
※この体質の方は、水分代謝が悪い方が多いため、水をたくさん取る健康法は不向きです。
※過食も老廃物を溜める元になります。ゆっくり食べて、腹八分目以下を心がけましょう。
※身体が排出モードになる朝は、黒砂糖やはちみつ入りのしょうが紅茶か人参リンゴジュースなど、内臓に負担がかからないもので必要なエネルギーやミネラルを摂取しましょう。
排出機能を高める生活を
適度な運動と温めで身体の代謝を高めましょう。
冷えや運動不足は代謝を低下させ、老廃物が身体に溜る原因になります。
下記のような運動や温めでリンパの流れや代謝を促しましょう。
- ウォーキング
- ストレッチ
- ヨガ
- 靴下・腹巻
- 半身浴・足湯
ただし、激しい運動はかえって体内に疲労素を溜めることになりますのでお勧めできません。

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ストレスをためない工夫をしましょう
ストレスは神経を緊張させ、筋肉や血管を収縮させて、血行を妨げ、排泄機能を低下させます。
さらに自律神経のバランスも乱しますので、注意しましょう。
人間関係の葛藤、不平不満、愚痴、また、妊娠に対する不安、あせり、悲観など…。
このような『マイナスの心』はストレスを生みます。
そしてその状態が続くと上記のような不調の原因になります。
さらに、ストレスは活性酸素を体内で発生させる原因ともなり、卵子の発育などにも影響を及ぼします。
ですから、本来の身体の働きや治癒力を取り戻すためにはこのストレスを受けないようにする、またはうまく緩和するということが大切です。
普段、何気なく使っている心…時には思いを止めて上手に切り替えていきましょう。
そうすることで何か新しい「発見」があるはず。「改善」は「発見」から始まります。きっと身体の調子も人生そのものも変わっていくと思いますよ。
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