生理不順とは
正常な生理の周期は、およそ25~38日くらい。この周期を繰り返しているのが順調といえます。
生理不順の中には、次のような種類があります。
頻発月経
周期が24日以内で、月に複数生理がおこる。
稀発月経
周期が39日以上で、年に数回しか生理がおこらないもので、放置しておくと「無月経」になる場合もあります。
これらのほかに、生理期間が短い、或いは長い、出血の量が多い、少ないなど、多くの女性が生理(生理不順)に関する悩みを持っています。
日本の女性の45.5%は「生理不順の悩み」を持っており、「生理痛がほとんどない」と言う女性は、わずか21%という結果が出ています。
生理不順のメカニズム
それでは何故生理不順がおこるのでしょうか? まず生理がおこるメカニズムから考えて見ましょう。
生理は、卵巣ホルモンの働きで増殖した子宮内膜が剥がれ落ちることによっておこります。
卵巣ホルモンは、卵巣でおこる周期的な変化(卵胞の発育・排卵・黄体形成)と脳下垂体から分泌される、性腺刺激ホルモンによって分泌されます。
※脳下垂体は、視床下部から出される性腺刺激ホルモン放出ホルモンによって刺激され、性腺刺激ホルモンを分泌します。
女性の身体は、卵巣と脳下垂体との絶妙なバランスによって周期が刻まれており、以下のようにして生理が起こります。
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生理不順の原因
卵巣の働きが不完全なために起こる思春期の生理不順や、閉経前に起こる生理不順がありますが、その他の原因としては次のようなものが考えられます。
生理にはホルモンの分泌が深く関わっていることについて前述しました。
ホルモンは、その分泌を促す脳の機能がみだれたり、ホルモンを運ぶ血行が悪くなることによってバランスが崩れます。そして、生理不順や不妊症など、様々な身体の不調を起こします。
冷え・血行不良による生理不順
低体温症の人が近頃増えていますが、体温が少し上がると、ホルモンバランスは整います。
食生活の乱れによる生理不順
食品の中にも身体を温めるものと冷やすものがあります。生理の乱れは冷えからくることが多いので、食事のとり方も大切です。
また、玄米、豆類、ナッツ類などの種子食品・納豆、漬物、味噌などの発酵食品・さばやさんま、いわしなどの青背の魚は、ホルモンバランスを整えます。
無理なダイエット・肥満による生理不順
無理なダイエットや肥満もホルモンバランスをくずす要因となりますので注意しましょう。
不規則な生活・睡眠不足・ストレスによる生理不順
不規則な生活や睡眠不足、ストレスは、生殖機能と関係の深い自律神経のバランスをくずし、ホルモンの司令塔である視床下部にダメージを与えます。
運動不足・過度な運動・疲労による生理不順
運動不足は血行を悪くしますし、また逆に、過度な運動も疲労となって、自律神経や視床下部の働きを乱すもととなります。
原因となる疾患がある場合による生理不順
下垂体腫瘍、甲状腺機能亢進症、卵巣の異常(原始卵胞が卵巣内に存在しない「ターナー症候群」など)。

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