40代で妊活中方が増えている昨今
私たちが『こだからひろば』をはじめて以来、本当にいろいろなお客様との交流がありましたが、この数年、40代で妊活中という方からのご相談が目立って増えてきています。
「42歳で妊娠しました」「夫と二人の人生も悪くないと思いました」「45歳で不妊治療中です!」など、妊活の経過はいろいろある中、あるお客様から次のようなご報告をいただきました。

YMさんのある選択
ある日、お客様のYMさんからお電話をいただきました。
いつものご注文・・・と思いきや、「私、養子縁組が成立したんです。」という意外な言葉が・・・。
予想外のお話に、一瞬返す言葉を失ったのを今でもはっきりと覚えています。
そして、「おめでとうございます・・・ ですよね。」などという何とも歯切れの悪い言葉を口にしてしまいました。
「自分の子供がほしかったのに、悩んだ末にあきらめて養子をもらおうと決断されたのだ」と瞬間的に思ってしまったからです。
母になる幸福
その後も、YMさんのお話が続きます。
「私たち、富山県の制度で養子希望の登録をしていたんです。
不妊治療もしているけど、もう40過ぎてるし、私はおばあちゃんに似て妊娠しにくいんだと思うんですよね。」
「この間、乳児院へいってきたんですけど、男の子で生後5ヶ月なんです。
ベビーカーを探したら、いいものだと5万円もするんですね。不妊治療でお金使っちゃったからなぁ」
YMさんの言葉からは、戸惑いつつも、わくわくした幸せな感じが伝わってきます。
そして・・・
「実家の母も、夫婦二人の生活もいいんじゃないって言ってたんですけど、実際こうして子供ができてみるとやっぱり娘の孫ができてうれしいみたいなんですよね。」
「不妊治療は続けようか迷っているんですけど、もういいかなって・・・ 自然に任せようと思います。」
「主人とは、子供が大きくなって時期がきたらこのこと(養子だということ)を話そうねって言ってるんですよ。」
そのような様子を伺っているうちに、「あ、よかったんだ。」と…。 「この人は、今母になる喜びを味わっているんだ」ということをしみじみと感じ、いつしか私までが、さわやかで温かい気持ちに満たされていきました。
そのとき初めて「おめでとうございます!」という言葉が心の底からわいてきたのです。
輝いた小さな命
同時に、どうしても本当のお母さんに育ててもらうことができなかった赤ちゃんが、これほどYMさんのご家族に幸せをもたらしているということに大きな感動を覚えました。
家族の一員として大切に迎え入れられることで、小さなひとつの命が輝いた・・・ それが何よりも素晴らしいと思えました。
そして、それは偶然ではなく、もしかしたら初めからこのご家族は赤い糸で結ばれていて、見えない力に導かれたのではないか・・・ そのような感覚に打たれました。
「パパ、ママ、思い出してくれてありがとう。ボクはママのおなかから生まれなかったけど、本当はお空の上で親子になることを約束していたんだよ。」そんな赤ちゃんの声が聞こえてきそうな、そんな気がしたのです。
YMさんのおばあさんのエピソード

YMさんの選択・・・ あなたはどのように感じられたでしょうか。
長い人生、重要な選択の機会は必ず何度かやってきます。
そんな時、心にさわやかさと温かさが残る、そんな選択ができたらステキですね。
最後に、YMさんのおばあさんのエピソードを付け加えて、お話を終えたいと思います。
YMさんのおばあさんも妊娠しにくい体質で、40歳を過ぎても子供が無かったため養女を迎えました。その直後、なんと自然妊娠したのです。そして、生まれたのが他ならぬYMさんのお父さんでした。
まるで、養女としてきたお姉さんが、お空で待機していた弟を招いたかのような不思議な絆・・・。
その後、ご家族がとても幸せに過ごされたことはいうまでもありません。
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